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今年6月、カンボジアでは労働組合法が成立・施行されました。

新労働組合法は100条からなり、労働者の労働組合に関する権利、労働組合の組織・登録、労働者代表、最大代表労働組合(Most Representative Labor Union)、不当労働行為、労働協約・団体交渉、罰則等について規定しています。

重要な点としては、

・登録されていない・登録を取り消された労働組合は違法であること
・登録されている労働組合については、組合規則や組合長の名前等の情報が管轄の労働局に記録されていること

最大代表労働組合のみが使用者との団体交渉権を有すること
・最大代表組合の要件・登録制

・罰則が明示されていること

が挙げられます 。
特に、最大代表労働組合のみが団体交渉権を有するという点は、使用者が最大代表労働組合だけと団体交渉をすればよいという点で重要です。

参照:国際労働財団HP(労働組合法(英訳版))

International New Yearが終わり、中華正月が近づいています(カンボジアには左記に加え、4月にクメール正月があります)。

今日も日中でも30度くらいと一番過ごしやすい時期です(去年より少し暑い気がしますが。。。)。従業員もカーディガンを着たりして出社してきます。

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今日は、ご質問を頂くことの多い、「残存有給(年次有給休暇)の買取り」について少しお話しさせて頂きます。

この点について労働法167条は、

有給休暇を使用する権利を取得する以前に労働契約が終了又は満了した場合、当該労働者には、第166条に基いて算出される金額の保証金が支払われる(第2項)、

前項にかかわらず、年次有給休暇を放棄又は免除するという内容の合意及び有給休暇の大小として保証を行うという内容の労働協約は、全て無効とする(第3項)

と規定しています。

即ち、使用者(会社)は、労働契約終了時には、残存有給を保証金を支払って買い取らなければならず(第2項)、他方、労働契約期間中にこれを買い取った場合、その買取りに関する合意は全て無効となります(第3条)。

この点について、労働期間中の有給買取りに関する合意の有効性について触れた仲裁裁定がありますが、同裁定は、一方当事者が無効を主張していないため、仲裁委員会はこの点について判断しないとしています。

このような裁定によれば、労働期間中の有給買取りは両当事者が何も主張しない場合には問題にはなりません。しかし、労働者との関係がこじれて、買取りを無効と主張された途端に使用者はリスクを負う可能性があります。

また、労働法167条違反は罰金の対象となっています(労働法363条)。
この点、167条3項が規定する残存有給買取りが363条の罰金の対象になるのかは文言上明らかではありませんが、コンプライアンス遵守に関するリスク管理の観点からも、残存有給の買取りには謙抑的な立場を取るべきかと考えます。

こんばんは!

昨日・今日・明日はカンボジアでは水祭り休暇で、国民の祝日になっています。

水祭りでは、プノンペンの東側を流れるトンレサップ川・メコン川でボートレースが行われたり、
夜には電飾が付いた何隻もの船が往来したり、毎日30分ぐらい花火が打ち上がったりとえらいお祭り騒ぎです。

水祭り期間中は、プノンペンの外から何百万人(多分)もの人々がプノンペンに集まり(逆に日本人を含めた外国人はプノンペン外に逃亡します笑)、
リバーサイドには人や屋台(そしてみんなが捨てたゴミ)でごった返しています。

そんな感じでリバーサイドの盛り上がりは凄まじく、
数年前には、橋に殺到した人が将棋倒しになり375人もの方が亡くなるという大事故が発生してしまいました。。

そのため、水祭りは今年まで中止とされていました。

久しぶりの水祭りの開催に周りのカンボジア人はウキウキしてます♪ 

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写真は、王宮周辺の広場です。
芝生の上で多くの人がお酒を飲みながら花火を見たりして楽しんでいます。

 

そんなこんなで、カンボジアには、水祭り休暇を含め数多くの祝日があるわけですが(先週も先々週も1日ずつ祝日がありました)、

その数何と、27日!

あまりピンと来ませんか?

月に2日以上のハイペースで祝日が訪れる!(ワーイ(^O^)!)

と言えばお分かり頂けますでしょうか。

仮に週休2日制を採っていたとすれば、

365日÷7✕2+27日≦131日

実に、365日中131日以上の休みがあることになり、年間の内、約36%が休みということになります。

もっとも、カンボジア労働法上、労働時間が一日8時間、週に48時間まで認められていることもあり、
週休1日制(若しくは、土曜日は半休)を採られる日系企業が多いのが実情です。

祝日が多いという事象は、これだけではなく

日本では平日なのに、カンボジアでは休みということが多くなるという事象が多々起こります。

これによって日本側・カンボジア側両方で、仕事に支障が出るということが考えられます。

 

カンボジアって祝日多いよね、という声はそこかしこで聞かれます。

カンボジアに進出されることを検討される際には、是非、祝日の多さも考慮に入れて頂ければと思います。